第41回日本女子プロゴルフ選手権(2008年) 2018.02.21 優勝カップを掲げる辛炫周(写真提供:日本女子プロゴルフ協会) 2年前の悔しさを晴らし、辛炫周が公式戦初優勝 片山津GC(石川県)は90ホールを有する国内屈指の規模を誇っている。中でも佐藤儀一設計で1959(昭和34)年に18ホールがオープンした白山コースは名コースとして誉れ高い。この白山コースで日本女子プロが初めて開催されたのは2008(平成20)年のことだった。 この年は米女子ツアー参戦中の宮里藍や上田桃子、さらには全英女子オープンでメジャー初優勝を飾ったば... 詳しく見る
第44回日本女子プロゴルフ選手権(2011年) 2018.01.22 優勝トロフィーを掲げる三塚優子(写真提供:日本女子プロゴルフ協会) 試練を乗り越え、三塚優子が復活優勝 東日本大震災に見舞われた2011(平成23)年、女子ツアーは4試合が中止となった。ツアーが再開したのは震災から約1カ月後。選手たちは街頭募金を行い、賞金の一部を義援金にあてるなど復興支援活動に尽力していた。 この年の日本女子プロは千葉県のキングフィールズGCで開催された。コースの全長は6700ヤード(パー72)。大会史上、初めて6700ヤードに達するタフ... 詳しく見る
第23回日本女子プロゴルフ選手権(1990年) 2017.12.18 優勝スピーチで声を詰まらせた岡本綾子(写真提供:’91日本女子プロゴルフ選手権大会プログラム) 世界のアヤコが泣いた、8年ぶりの大会制覇 1990(平成2)年の日本女子プロ初日、栃木県鹿沼市内のホテルから会場の広陵CC(6250ヤード、パー72)に愛車を運転して向かっていた岡本綾子は少々冷や汗をかいていた。道を間違え、通常なら20分程度で到着するところが40分もかかってしまったからだ。時間に余裕を持っていたから事なきを得たが、思わぬ出来事に「こんな日はポカが多くなるから、気を引き締めてゴルフ... 詳しく見る
第9回日本女子プロゴルフ選手権(1976年) 2017.11.20 マレット型のパターを手にラインを読む樋口(アサヒゴルフ1976年10月号より) 女王・樋口がイップスを乗り越えてつかんだ復活優勝 イップスという言葉がある。スポーツ選手が、それまで当たり前にできていた動作をうまくできなくなってしまう症状のことを指す。精神的なものが主たる原因だといわれている。 ゴルフではパッティングやアプローチの際に手がうまく動かなくなるという症状が多い。中にはドライバーイップスで苦しんだ選手もいる。イップスが原因で競技生活をあきらめざるを得なることすらある、深刻な... 詳しく見る