日本プロゴルフ殿堂

偉業を称え、未来を拓く。ゴルフから

殿堂コラム

Japan Professional Golf Hall of Fame

カテゴリー

人気ランキング

最近の投稿

月間アーカイブ

日本オープンゴルフ選手権

第37回日本オープンゴルフ選手権(1972年)

2023.07.10
パットを決める韓長相(ゴルフマンスリー1972年12月号より) パットを決める韓長相(ゴルフマンスリー1972年12月号より)

混戦を制して韓長相が31年ぶりの韓国選手V

 1972(昭和47)年、茨城県の大利根CC東C(7024ヤード、パー72)で開催された日本オープンではいくつかの変革があった。ひとつは観客の入場を有料化したこと。料金は大会初日と2日目が1000円、3日目は1500円、最終日は2000円、4日間通し券は4000円と報じられている。  ふたつ目はテレビ中継が実施されたこと。大会3日目と最終日の模様がNHKで中...

第36回日本オープンゴルフ選手権(1971年)

2023.06.26
1971年10月2日付日刊スポーツ 1971年10月2日付日刊スポーツ

「玄海の荒法師」藤井義将が雨中のプレーオフを制し初優勝

 9月28日~10月1日に愛知・愛知CC東山C(7105ヤード、パー74)で128人が参加して行われた。大会前の話題は、この年日本プロで初優勝した尾崎将司と、関東プロで初優勝の青木功。のちの「AO」が注目された。この年から1日18ホールの4日間の大会になっている。  第1日、飛び出したのは青木だった。速いグリーンが特徴のコースに「攻めて行ったら難しい。何も考...

第35回日本オープンゴルフ選手権(1970年)

2023.06.12
優勝カップを掲げる橘田光弘(ゴルフ1970年12月号より) 優勝カップを掲げる橘田光弘(ゴルフ1970年12月号より)

スーパーショットで決めた大会史上初の兄弟優勝――橘田光弘

 大阪で万博が開かれた1970(昭和45)年、国内のトーナメント数は30に迫ろうとしていた。ほんの10年前は10大会程度だったから、急成長を遂げていた時代だった。  杉本英世、河野高明、安田春雄の和製ビッグ3や杉原輝雄が活躍していたプロゴルフ界に、この年、1人の超大型プレーヤーが加わった。尾崎将司である。  甲子園優勝投手にして元プロ野球選手という華々しい経...

第34回日本オープンゴルフ選手権(1969年)

2023.05.29
1969年10月5日付スポーツニッポン 1969年10月5日付スポーツニッポン

米ツアー帰りの杉本英世が逆転で2度目の制覇

 狭いフェアウエーと左右の林、速いグリーン。会場となった兵庫・小野GC(6980ヤード、パー72)は難コースという評判だった。9月30日から3日間、プロ92人、アマ22人が参加して行われた。  第1日、そんな難コースで首位に立ったのは、コース記録タイの4アンダー68をマークした内田繁。「ショットが良かった」(スポーツニッポン紙)と振り返るように、インスタート...