安田 幸吉
1905(明治38)年3月1~
2003(平成15)年10月6日
- 初代PGA会長としてプロゴルフ界を牽引
子供のころから東京・駒沢にあった東京GCでキャディーをしており、17歳からレッスンなどプロとしての活動をスタート。関東ではプロの先駆けであった。クラブの製作や修理にも長けており、1927年には昭和天皇へ献上するクラブ製作の任を受けている。
勝利には恵まれなかったが安定した成績を残し、1929年には宮本留吉とともに日本人プロ初の海外遠征メンバーに選ばれてハワイアンオープンに参戦、17位に入っている。その後、2度の米国本土遠征メンバーにも入り、1935年には全米オープンにも出場した。
1957年に組織された日本プロゴルフ協会の初代理事長(現在の会長職)に就任。1991年にはプロゴルフ界初となる叙勲(勲三等瑞宝章)の栄誉を授かった。また、コース設計家としても手腕をふるい、小樽CC(北海道)など50を超えるコースの設計や監修、改造に携わっている。
主な戦績
- 日本オープン2位3回
- 1928、29、30年
- 日本プロ2位1回
- 1929年
- 関東プロ2位3回
- 1931、35、37年
主な受賞歴
- 勲三等瑞宝章
- 1991年
- スポーツ功労賞
- 1991年
第1回- 戦時体験、戦後はゴルフができず農業も
第2回- 趣味、酒、食事・・・好きだったものは?
第3回- プロゴルファーとして初の叙勲
第4回- 木を削ったクラブで始めたゴルフから、ゴルフ場設計の道へ
第5回- 残された遺品の数々、愛用のたばこケース、第1回日本プロタイピン…