橘田 規
1934(昭和9)年4月20日~
2003(平成15)年3月22日
- 水平打法で勝ち取った日本タイトル3冠
兵庫県出身。19歳でプロ入りし、23歳の時に関西プロで初優勝。米国留学ではゴルフ場のプロショップで働きながら言葉やシステムを学び、午後は練習。「プロショップのこと、レッスンの仕方、勝負はパッティングで決まることなど学ぶことは多かった」と語っている。米国留学を経て大きく成長し、次々にタイトルを獲得。日本シリーズこそ2位が2度など優勝には届かなかったが、堂々日本3冠(日本プロ、日本オープン、日本プロマッチプレー)を達成したほか、関西プロ、関西オープンなど主要タイトルをほぼ手中にしている。ワールドカップ代表には1961年から5年連続で選出され、1970、71年には全英オープンにも出場した。
主な戦績
国内21勝
※1973年以降は賞金ランキング加算競技が対象
- 日本プロ2勝
- 1963、64年
- 日本オープン2勝
- 1965、67年
- 日本プロマッチプレー1勝
- 1977年
- 関西プロ2勝
- 1957、66年
- 関西オープン3勝
- 1958、62、63年
- 読売プロ1勝
- 1960年
- 中日クラウンズ2勝
- 1962、65年
- ゴールデンマッチ2勝
- 1964、65年
- くずは国際トーナメント2勝
- 1966、69年
- 西日本サーキット下関1勝
- 1968年
- ロレックストーナメント1勝
- 1971年
- 中部オープン2勝
- 1972、74年
国内シニア4勝
- 日本プロシニア1勝
- 1986年
- 関西プロシニア2勝
- 1985、86年
- 関西プログランドシニア1勝
- 1994年
海外1勝
- タイオープン1勝
- 1966年
代表歴
- ワールドカップ
- 1961、62、63、64、65年
第1回-農作業で培った足腰がゴルフの基礎に
第2回-水平打法が編み出されたころ
第3回-スプーンで食べる感覚のアイアンショット
第4回-スイング矯正は、くぼみに置いたボールを3番アイアンで打つ
第5回-神経とがらせ、若い頃から胃潰瘍に悩む
第6回-水平打法の継承、来る者は拒まず見せる
第7回-日本オープン兄弟制覇、形見はパター1本