謝 敏男
1940(昭和15)年8月9日生まれ
- 空前絶後、3週連続完全優勝を果たした台湾の英雄
台湾出身。多くの名ゴルファーを生んだ淡水(台湾ゴルフ倶楽部)で腕を磨き、アマチュア時代から活躍。1964年の世界アマでは個人1位に輝いている。翌年プロ転向するとアジアサーキットで早くも優勝。日本では1968年の関東オープンで初優勝を飾ると次々に勝利を収め、ツアーを代表するプレーヤーとなった。 1972年、国別対抗戦のワールドカップで呂良煥とのペアで台湾を初優勝に導き、個人戦でも優勝を果たす。1979年の日本プロでは杉原輝雄らの追い上げをかわして日本タイトル初制覇。同大会を台湾出身選手が制するのは義理の父親でもある陳清水以来、26年ぶりのことだった。 1982年の秋には東海クラシック、ゴルフダイジェストトーナメント、ブリヂストンオープンと3週続けて優勝。しかも、すべての大会で初日から首位を譲らない3週連続完全優勝という空前絶後の大記録だった。 台湾プロゴルフ協会の会長を務めるなど故郷のゴルフ界発展にも尽力。シニア入り後も多くのトーナメントで優勝を果たしている。
主な戦績
通算15勝
(※1973年ツアー制度施行後のツアー競技11勝)
- 日本プロ1勝
- 1979年
- 関東オープン1勝
- 1968年
- 関東プロ1勝
- 1975年
- 日本プロシニア1勝
- 1982年
1972年ワールドカップ団体、個人優勝。他海外11勝。
アジアサーキット総合優勝3回。
シニアツアー通算8勝。台湾シニアオープンなど海外のシニア競技優勝多数