第38回日本プロゴルフ選手権(1970年) 2016.06.13 優勝カップを持つ佐藤精一(日本プロゴルフ協会50年史より) ビッグタイトルを射止めた“早打ちマック” 1970(昭和45)年、ひとりの男がゴルフ界の話題をさらっていた。甲子園優勝投手、元プロ野球選手という華々しい経歴を持つ尾崎将司だ。 前年プロテストに合格し、研修期間を経てこの年の4月に正式にプロとして歩み出した尾崎は5月の関東月例競技で並み居る先輩プロを押しのけて優勝。破壊的な飛距離と相まって一躍脚光を浴びたのだ。 尾崎は6月の関東プロで本格的なデビ... 詳しく見る
第67回日本プロゴルフ選手権(1999年) 2016.06.06 1999年5月17日付スポーツニッポン 尾崎直道初V、尾崎3兄弟初のワン・ツー・スリー 難関グリーンといわれた石川・GCツインフィールズ・ゴールドC(7136ヤード、パー72)で5月13~16日に行われたこの大会、もう達成されないであろう記録が生まれた。尾崎3兄弟が初めて1、2、3位に顔を並べた。 第1日、首位に立ったのは前年の日本オープンを制した田中秀道だった。18ホールのうち7ホールが2段グリーンなど、大きく強いアンジュレーションのグリ... 詳しく見る
第33回日本プロゴルフ選手権(1965年) 2016.05.23 副賞のバイクにまたがりカップを掲げる河野光隆(日本プロゴルフ協会50年史より) 初の有料試合を制したのは23歳の新星 プロスポーツは興行である。観客は入場料を払ってプロの迫力や技を目の当たりにし、感動や満足感を胸に刻む。多くのプロスポーツにとって入場料は収入の大きな柱だ。 だが、ゴルフの世界では長い間、入場料というものは存在しなかった。ギャラリーが少なかったこともあるが、無料で観戦していたのである。 やがてギャラリーの数が増え、スポンサートーナメントでは入場料を徴収す... 詳しく見る
第54回日本プロゴルフ選手権(1986年) 2016.05.16 1986年7月28日付日刊スポーツ 最後のAO最終組対決は、青木が尾崎将を振り切り3度目V 1970~80年代を彩った「AO対決」。最終日最終組での青木功、尾崎将司の対決はこの大会では最後になった。 7月24~27日、岐阜・日本ラインGC(6187メートル、パー72)で行われた。連日体感温度35度を超える蒸し暑い大会になった。第1日、そんな暑さを振り切って49歳の杉原輝雄が首位に立った。1番で6メートルを決めてバーディースタートから、この日は7... 詳しく見る