第15回日本プロゴルフ選手権(1940年) 2019.07.16 準決勝で林万福(右)を破った戸田藤一郎(ゴルフドム1940年10月号=日本ゴルフ協会所蔵=より) 戸田藤一郎が大会史上初の3連覇達成 世界的に戦火が拡大し、日独伊三国同盟が締結された1940(昭和15)年の日本プロは初めて九州で開催された。会場は福岡CC大保コース(パー72)。1926年に九州で2番目のゴルフ場として開場している。同コースはその後、戦争の影響で閉鎖。存在したのは20年に満たなかったが、九州にゴルフ文化を根付かせる大きな役割を果たした。ゴルフ誌の『ゴルフドム』は「大保コース... 詳しく見る
第75回日本プロゴルフ選手権(2007年) 2019.06.03 優勝トロフィーを掲げる伊澤利光(写真提供:日本 プロゴルフ協会) 伊澤利光、ショットのきらめきを取り戻して初優勝 初めて沖縄での開催となった舞台は、喜瀬CC(7192㍎、パー72)。沖縄独特の強い風が吹く中で、伊澤利光が復活の大会初優勝を遂げて、日本タイトル3冠となった。 第1日は首位に5人が並び、早くも混戦模様になった。2001、03年賞金王をとった後に体調を崩すなど低迷してきた伊澤利光が4アンダー68をマークして首位グループの一角に。日刊スポーツ紙によると「10... 詳しく見る
第13回日本プロゴルフ選手権(1938年) 2019.05.07 優勝した戸田(左)と2位の井上(ゴルフドム1938年10月号=日本ゴルフ協会所蔵=より) 空白の1年を経て、戸田時代が幕を開けた 10代で関西オープンと関西プロを制し、20歳で日本プロ王者となった戸田藤一郎が最も輝いたのが1938(昭和13)年からの3年間であろう。この期間、戸田は日本プロと関西プロで3連覇を達成し、日本オープンは1勝、2位2回、関西オープンでは2勝を挙げている。関西オープンは1940年の大会が中止になっているから2戦2勝。つまり、この4大会で11戦9勝2位2回という... 詳しく見る
第73回日本プロゴルフ選手権(2005年) 2019.04.17 優勝トロフィーを掲げるS・K・ホ(写真提供:日本プロゴルフ協会) S・K・ホが史上8人目の連覇達成 熊本・玉名CC(7018ヤード、パー72)で行われた第1ラウンド、注目を集めたのは谷口徹だった。前年の大会で悪天候のため日程変更となったことでPGAを批判する発言をした上、協会退会を口にして騒動を起こした。今大会の直前には挙式して乗り込んできた。7バーディー、2ボギーの67をマークして2位と好発進。日刊スポーツ紙によると、谷口は「(昨年のことは)てっきり忘... 詳しく見る