第28回日本オープンゴルフ選手権(1963年) 2023.02.27 1963年9月21日付日刊スポーツ 戸田藤一郎、最年長48歳9カ月で24年ぶり大会V 快挙が達成された年になった。 9月18~20日に三重県の四日市CCで行われた大会は、プロ71人、アマ27人が出場して行われた。「山城」と呼ばれる丘陵に造られた日本有数の長距離のコースと言われ、距離は7015ヤード、パー72の設定だった。 第1日、周囲を驚かせたのがこの年49歳になる戸田藤一郎だった。日刊スポーツ紙によると、3番1メートル、4番6メートル... 詳しく見る
第27回日本オープンゴルフ選手権(1962年) 2023.02.13 優勝カップを掲げる杉原輝雄(日本プロゴルフ協会30年史より) 格上2人との競り合いを制して杉原輝雄が初優勝 160㎝の小さな体でAONら大型プレーヤーと渡り合い、一時代を築いた杉原輝雄。飛距離のハンディをショットの精度と粘り強い小技でカバーして現役時代に50を超える勝ち星を挙げた。その、最初の一歩となったのが1962(昭和37)年の日本オープンである。 会場は千葉県の千葉CC梅郷C(6940ヤード、パー72)だった。まだトーナメントが年間数試合しかなかった時代... 詳しく見る
第26回日本オープンゴルフ選手権(1961年) 2023.01.30 1961年11月11日付日刊スポーツ 細石憲二が暗闇の5人プレーオフを制して初優勝 この年、歴史に残る大激戦が展開された。11月8~10日、千葉・鷹之台CC(7070ヤード、パー72)で開催された。 第1日は、出場171人(172人記載記事あり、うちアマチュア59人)と大人数で行われた。第1の予選カットが設けられていた。コース記録タイの3アンダー63で首位に立ったのは、中村寅吉と佐藤精一。中村はインスタートを1アンダーで折り返し、2番で... 詳しく見る
第25回日本オープンゴルフ選手権(1960年) 2023.01.18 1960年9月29日付スポーツニッポン 陳まさかの失格で連覇の夢破れ、小針が繰り上げ優勝 スポーツの世界には「悲劇」という言葉で語られる物語がいくつも存在する。多くは十中八九手にしていた栄冠をどんでん返しで失ったケースである。今から30年前の1993(平成6)年、悲願のFIFAワールドカップ初出場を目前にしながら残り数秒で同点ゴールを決められて夢破れたサッカー日本代表の「ドーハの悲劇」は代表的な例だろう。 ゴルフの場合、プレーが終わってなおス... 詳しく見る