尾崎 直道
1956(昭和31)年5月18日生まれ
- 粘り強く32勝を積み上げた尾崎3兄弟の末弟
徳島県出身。尾崎3兄弟の末弟で、兄2人に素質は劣ると言われたが、持ち前の勝負強さで永久シード選手となった。既にゴルフ界でトップにいた兄・将司、プロ野球ヤクルトのドラフト指名を断ってゴルフに進んだ次兄・健夫を追って将司の元に飛び込み、プロを目指した。千葉日大一高卒業後、1977年にプロテストに合格。当初は芽が出なかったが、1981年に自身の最終戦カシオワールドで3位となってシード権を獲得。1984年静岡オープンで初勝利を挙げてから一気に開花した。その後2勝を挙げ、前田新作との賞金王争いに惜しくも敗れたが賞金ランク2位に入った。以後、勝利を積み重ね、1988年日本シリーズで初の日本タイトル。1990年に日本プロマッチプレー、日本シリーズを制した。1991年日本シリーズでは大会前日に父・実さんが死去し、欠場した兄2人から託されて出場、優勝を果たして初の賞金王になった。1993年から米ツアーに挑戦し、優勝こそなかったが8年間シード権を確保した。1999年には日本プロ、日本オープンを制し、日本タイトル4冠を達成、2度目の賞金王になった。シニアでも米チャンピオンズツアーに出場後、日本で活躍。2012年に賞金王になっている。兄・将司(ジャンボ)、健夫(ジェット)からJにちなむ公募で決まった「ジョー」の愛称も1990年代から定着、ファンに親しまれている。
主な戦績
ツアー32勝
- 日本シリーズ3勝
- 1988、90,91年
- 日本プロマッチプレー1勝
- 1990年
- 日本プロ1勝
- 1999年
- 日本オープン2勝
- 1999、2000年
- 賞金王2回
- 1991、99年
- 日本プロシニア1勝
- 2014年
- シニア賞金王1回
- 2012年
- ワールドカップ代表1回
- 1985年