中嶋 常幸
1954(昭和29)年10月20日生まれ
- アマからシニアまで、史上初の日本7冠
群馬県出身。父・巌氏の英才教育で腕を上げ、1973(昭和48)年の日本アマを当時大会史上最年少の18歳で制する。プロ入り後もすぐに頭角を現し、1977(昭和52)年に22歳の若さで日本プロに優勝した。1982(昭和57)年に初の賞金王に輝くと、翌1983(昭和58)年には年間最多記録の8勝をマーク。1985(昭和60)年には史上初の年間1億円プレーヤーとなった。 海外でも存在感を示す。1986(昭和61)年の全英オープンにおける最終日最終組のプレーは日本のゴルフファンを熱くさせた。メジャー最高位は1988(昭和63)年全米プロの3位。メジャー4大会すべてで10位以内に入った最初の日本人選手でもある。 シニアでも大活躍。2005(平成17)年に日本シニアオープン、2006(平成18)年には日本プロシニアに勝ち、レギュラー時代の日本プロ、日本オープン、日本シリーズ、日本プロマッチプレーと合わせ、前人未踏の「日本タイトル6冠」を達成。日本アマも含めれば実に「日本タイトル7冠」となる。2017(平成29)年にはこれまでの功績と貢献度を讃えられ、スポーツ功労者文部科学大臣顕彰を受けている。
主な戦績
レギュラーツアー通算48勝
- 日本プロ3勝
- 1977、83、84年
- 日本オープン4勝
- 1985、86、90、91年
- 日本シリーズ2勝
- 1982、93年
- 日本プロマッチプレー3勝
- 1983、86、92年
- 賞金王4回
- 1982、83、85、86年
シニアツアー通算5勝
- 日本プロシニア1勝
- 2006年
- 日本シニアオープン3勝
- 2005、06、08年
第1回- 追いかけ続けた青木・尾崎の存在
第2回- 青木に誘われアメリカツアー挑戦
第3回- ジュニア育成にかける思い
第4回- 言葉が与えてくれた力
第5回- 選手生活の振り返り~試合&ライバル~