佐藤 精一
1932(昭和7)年9月10日生まれ
- 日本タイトル2冠を手にした“早打ちマック”
東京都出身。18歳の時に我孫子GC(千葉県)にキャディーとして入り、プロゴルファーを目指す。我孫子一門の山本増二郎や林由郎のもとで修業し、晴れてプロとなったのは1955(昭和30)年、23歳の時だった。 1961(昭和36)年に袖ヶ浦CC(千葉県)へ移籍。プロ入り後、長く優勝という結果を残せなかったが、1966(昭和41)年にホームコースの袖ヶ浦CCで開催された日本オープンでついに初優勝を飾る。最終ホールの劇的なバーディーで手にした栄冠だった。その後、関東プロに勝ち、1970(昭和45)年には日本プロを制覇。日本オープン、日本プロの両タイトルを手にするのは史上9人目の快挙だった。 我孫子時代に培った多彩なテクニックでファンを魅了し、間髪入れずに打つプレーの速さから“早打ちマック”の愛称でも親しまれた。また、テレビのレッスン番組にも多数出演し、お茶の間でも人気者となった。シニアでも日本プロシニアを制するなど、数々のタイトルを獲得している。
主な戦績
- 日本オープン1勝
- 1966年
- 日本プロ1勝
- 1970年
- 関東プロ1勝
- 1967年
- 日本プロシニア1勝
- 1982年
- 通算11勝
第1回- 15分で4ホール、プレーが速くなった訳は
第2回- 中村寅吉の足元に転がった1打
第3回- 優勝以外は…生意気だったころ
第4回- ボールがピンに入った日本オープン初制覇
第5回- 準備万端で臨んだ日本プロは圧勝V
第6回- 青木、杉原、小針、戸田…思い出のプロたち
第7回- 71歳からエージシュート癖がついた
第8回- 今のゴルフ界に思うこと