1919年(大正8年)5月19日、旧満州生まれ。
旧満州(現中国)の大連で生まれ、当地の星ケ浦GCでキャディーとして働いていたところ日本の財界人にゴルフの腕前を見込まれて37年に来日した。当時の名前は孫士釣(そん・しきん)。その後、帰化して小野光一と名乗った。程ヶ谷CC(神奈川県横浜市)を拠点にして練習に励み、初優勝は49年の関東プロ。その後は51年から1年おきに日本オープンを3度制するなど日本を代表する選手となった。57年には霞ヶ関CC(埼玉県川越市)で開催された国別対抗戦・カナダカップに中村寅吉とペアを組んで出場し、見事に日本を優勝に導く歴史的偉業を達成。小野自身も個人で5位に食い込んだ。
【主な戦績】 | |
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日本オープン3勝(51、53、55年) | 日本プロ1勝(55年) |
関東プロ5勝(49、58、59、62、63年) | カナダカップ団体優勝(57年) |